「診察室での喜怒哀楽」カテゴリーアーカイブ

ちょっと患者さんとのやり取りで感じた事を綴ってみようかな。

てるてる坊主

昨日まで雨だったから、今日はベランダに出て植物にお水をあげようとしたら、こんなものが飾られていた。

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白くてわかりにくいけど、、アップ〜〜 eyes

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誰か病児保育室の子供が作ってくれたんだ。

そうね、たくさん晴れるといいね! blush

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言葉には力がある

診察室で患者さんの息子の事でちょいと相談してた。
男の子の考えがわからないと、母が言ってた。何かを聞いても、お利口さんの答えしかこない。息子さんなりに優しい気持ちで接しているんだろうね。
でもさ。、

でも、だけど、けどなんて言われると、その後の言葉が本音なんだろ?
何気ない接続詞が心を閉ざすんだよ。

だから、言い切りなよ。
美味しかったね。
楽しかったね。
お腹いっぱいだね。
ありがとう。
おやすみ。
おはよう。

ポジティブな言葉を沢山話してあげてね!

こら!
あっ!
ダメ!
バカ、死ねはいわないだろうけど、ネガティヴな言葉は苦しくなるよ。

わかった方がいい
剣や銃だけが人を殺すのではない。
言葉だって殺せるんだよ

マスコミや野次もテレビでは色んな言葉が飛び交うけど、世の中には良い言葉を探すのは難しい。
そう思うよ

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救急外来

嘔吐するからと点滴せずに絶食2日間させた児を診たが、かなりのアシドーシスで脱水もひどかった。即刻入院。昔ならいざ知らず、今も完全絶食を言う先生がいるんだと改めて知らされたな。

水分与えながら出すだろ。。。

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バス停

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これ点滴棒で作った施設のバス停

よ〜くみると1日2本しか運行していない。笑

帰宅願望の強くなった人に、とりあえずバス停に連れて行って、そしてまたフロアーに連れて行く。 本人の自尊心や主張を傷つけないように、そっと寄り添いながら諦めさせる。

ホントえらいです。

老人ホームでは見えない工夫がいっぱいあるんですよ。外の人は知らなでしょうけどね。

 

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ゲーム

 

施設に遊びに行ったんですよ。そしたらゲームの最中でした。

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駒をあっちに載せて、こっちに乗せてとバランスを崩さないようにやるゲーム!

ちょっと考えながら、真剣にやってました。

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倒してしまった人は、廊下の向こうまで歩行訓練!

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「はい! さいなら~」 と歩くスピードも速い早い!

みんなで楽しめるゲームって良いね

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看取りの後

今日看取りをした。ご主人が亡くなられ、奥様と雑談していた。帰り間際にご主人に一礼をした時、袖口を掴まれた。奥様が「先生、奇跡は起きなの?」といった。「ご主人は、全てから解放されて素敵な旅立ちをされたじゃないですか。自由にしてあげましょう」と応え、泣き崩れる奥様を後にその家を出た。

 

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貴方らしく生きる

大学病院で手術や抗がん剤で治療したが、改善なく手を尽くした患者さんがいらっしゃった。

先日その先生にお会いした。紹介状のやり取りしかしていなかったが、その先生は印象に残っていたらしい。

僕がその患者に言ったんだ。「大学の先生は手を尽くしたと行っているんですよ。いつまで癌と戦うのですか? 癌と戦って勝っても、正常な細胞もボロボロですよ。あと100年生きたいのですか? もう少し癌と共存して、残された時間を貴方らしく生きることにした方が良いのではないでしょうか?」

その後、その患者さんは3ヶ月間栄養の点滴を受けながら、周囲の人に感謝を述べ、託し、勇気を与えたのち、お亡くなりになりました。
この方、大学での治療を終えるとき、大学の先生に感謝を述べ自宅で療養することを、自らの口で伝えたのです。

データーや治療のレジメなどのインフォームドコンセントをしても、感情的には受け入れられない方々が多いですから。この患者さんとのやり取りのなかで在宅に引っ張った僕のことを印象に思ってくれたのでしょう。

 

癌と戦うこと、癌で死ぬことは敗北ではない

いずれ人は死ぬのだから

余命が分かっているだけ幸せなことだ

貴方らしく生きることに負けないで欲しい

 

在宅医はね、貴方らしく生きることをちょっとお手伝いしているだけです。

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インフルエンザがきた~~

出たよ。患者さんが。

 

インフルエンザの予防注射の予約が甘い年はなんとなく流行するんだよね。 みんなしっかり打ったシーズンは患者が減るって印象がある。

みんなインフルエンザにかからないように構えているからかからないんだろうけどね。

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